☆グラスマーブルな一日
変わった形の天然石
変わった形の天然石と言いましても、龍や猫などの彫刻を施した天然石ではありません。
一般に私たちのネックレスやブレスレットの部分的に使える天然石の事ですが、
オーバル型、涙型、ドロップカット、マロンカットなどと呼ばれる形のものです。
-----------------------------------------------
デザインを考える時の天然石の【良い所】
-----------------------------------------------
天然石には、壊れやすい、砕(くだ)けやすい性質の物もあり、
そのような物は ほとんどが丸の形をして
いろんな形に削れないものがあります。
カットさえあまりしていない物もあります。
しかしそのようなただ丸の形で穴があけているだけの
天然石であっても、マット感の無い(透明感の無い)物だからこそ
ビーズ等と混ぜて使うと味がでるものです。
わたくしが好きで良く使うデザイン性の無い石…カイヤナイト
また、硬質な天然石になると164面カットと呼ばれるほど
カットに耐える石があります。
こんな天然石は、透明感が無いにしてもカットで光を受けとるので
それだけでもデザインに動きが出ます。
わたくしが好きで良く使うデザイン性のある石…オニキス・レッドアゲート
ビーズだけでデザインを考えていた頃より、
幅広く、色が面白くなったのも天然石を取り入れてからです。
ビーズとビーズの組み合わせでは、何だか合わない、しっくりこない
と思っていた事が、天然石に変える事で 違和感の無いものが出来ます。
これはやはり天然石が自然界で出来た石だからでは無いかと思っています。
デザインを考える上で天然石の良い所は、どのようなビーズとでも
相性が良い事があげられます。
-----------------------------------------------
デザインを考える時の天然石の【悪い所】
-----------------------------------------------
わたくしのビーズアクセサリーはピンワークで仕上げる物が多いのですが
天然石を使うとはいえ、とても使うに悪い所もあります。
天然石と言うぐらいですから、「石」です。「重い」です。
そんな事から、たとえばネックレスで最初から最後まで天然石を使うと
肩の凝る重いネックレスになってしまい、実用的ではありません。
また、大きすぎる天然石をピンワークすると重さで時間と共に
ピンが伸びて外れる事もあり、これも困った事です。
部分的にしか使わない。と決めてしまうのも
せっかくの素敵な色を主役に出来ず残念。
これらを解消するために、
大きく重い天然石の場合は、ワイヤーワークでシンプルに仕上げ、
ピンに耐えられるぐらいの大きさだったり重さの場合は
進んでピンワークを楽しむようにしています。
-----------------------------------------------
変わったデザインの天然石を大いに使おう
-----------------------------------------------
天然石にはカットが綺麗なもの、透明感を持ったもの、デザイン性のある形に作ってある物があります。
そんな、最近あまり見かけなくなった変わったデザインの天然石を見つけたら
ネックレスなどに大いに取り入れたいものです。
どこまでそのデザインを生かせるか?を考えるのが楽しい天然石です。
先日、友人と話をしたところ、
「最近、どこに行っても、あのパワーストーンブラスレットを作る様な
丸い天然石ビーズばかりで、面白くないわ。
こんなに売ってないとなると
うちのビーズチェストにある天然石がどれだけ価値があるかと思っちゃうぐらい。」
と言うのです。
わたくしもそう思います。
もし、以前買ったデザイン性のある天然石をお持ちなら、久しぶりにそれらに
息を吹きかけたら、思いがけず素敵な作品が出来るかもしれませんね。
今度、友人と会う時にお互いの天然石の一部を交換して
ネックレス作ったら楽しいかも。なんて盛り上がりました。