■ ビーズ アクセサリーの作り方
丸カンとCカンの使い分け
マルカンは良く使うけれど、Cカンの出番があまりない方が
多いのでは無いでしょうか?
確かにデザイン的には丸カンの方が使い勝手が良いのは確かです。
しかし……
いつの間にか、マルカンが外れて ネックレスがちぎれたという場合が多く、
アクセサリーをハンドメイドで作って販売する方にとっては、
いささか都合の悪い事があります。
マルカンが外れただけなのに、「ネックレスがちぎれました。」等と
クレームが来て、がっかりする事も少なくありません。
そこで、是非
マルカンとCカン、また2重カンなどをアイテムによって使い分けてほしいと思います。
ネックレスのネック部分やブレスレット
ここで言うネック部分と言うのは、アジャスターやニューホック、カニカン等の
エンド部分では無く、中間部分からトップ部分のことですが、
ここはデザイン的にも非常に重要ですので、マルカンを使いたいところです。
ところが外れては困る。
そんな時は、すこし太い0.7や0.8のマルカンを使う事をお勧めします。
デザイン的な事を考えると、0.7がベストですが、天然石等の重たいビーズ使用の場合は、0.8が無難かと思います。
ネックレスのエンド部分
この部分は、人目に触れる事が少ないところなので、こういうところこそCカンを
使いましょう。
マルカンやCカンの外れる原因は、主にひっぱいあうから…という事です。
マルカンを使用していると、徐々に引っ張られた結果、
マルカンに少しの隙間ができその隙間からパーツ(主にピン曲げ・チェーン・エンドパーツ)が外れていきます。
これを出来るだけ回避する事が出来るのがCカンです。
引っ張られても、隙間がマルカンほどくるくる回らないので、
その他のパーツと隙間が合わさる事が少なくなります。
サイズも色々あるのに、マルカンとCカン……そうそう、本当に材料の種類は
たくさん入りますね。
材料を増やさずに作りたい場合は、サイズを0.7に統一するのが良いかもしれません。
この場合、マルカンを選んだ方が使い道が多いので、0.7で輪の直径のみ
バリエーションを揃えましょう。
ストラップについて
ストラップでは苦い思いをした方も少なくないでしょう。
バッグに入れててもすぐに外れちゃうんですね。
スマホが流行りだしてからストラップを作る機会が少なくなったわたくしも、
色々考えた結果、ストラップだけは、通常のマルカンでは無く
2重カンを使うようにしています。
2重カンは、一般の企業(ドコモの景品や街で売られているストラップ)さんが
出しておられるストラップにも使用。
とても頑丈に作られているようです。
わたくしたちハンドメイド組も、可愛らしいデザインにしたいはものの、
すぐに外れてもテンションが下がりますので、
やはり、「外れない」を念頭に、作って行かなければならないと考えるこの頃です。
残念にならないよう、いろんな工夫をしてください。
葉月硝子