■ ビーズの収納のお話
ツールボックスの修理について
お客様からビーズの収納ツールボックスの修理についてご依頼がありました。
修理をお考えの方、是非参考にしていただければ幸いです。
【お客様からのご質問】
「バッグの留め具(パチン錠と言います)の片方が閉まらなくなりました。修理は可能ですか?」
下記のようなお返事をさせて頂きましたので、そのまま添付いたします。
【製造工場からの回答】
画像だけを拝見して察しますと、留め金の鋲が外れているか、バネがきれているというような状態かと想像致します。
修理は可能です。両側のパチン錠(留め金)を取り替えます。
この留め金ですが、お客様がご購入の2010年製造の工場が諸事情により閉鎖となり、2015年から新たな工場で生産しており、金具の(質感)(カラー)等が変更されており、留め具とボックスのコーナー部分に使われている金属の飾り部分では、若干雰囲気が変わってしまいます。
この点についてご了承をお願い致します。申し訳ございません。
【修理方法】
まず、4ヶ所の留め具を取り外します。
この段階で、メイクボックス本体に留め金を外した部分の穴が残ります。
次に新しく金具を取り付けるために、同素材のいわゆるあて布的なもの(あてパッチと言います)を裏側に貼りつけて、穴をふさいでから金具を新たに取り付けるという工程になります。
作業時間は、工場に商品が届いてから約10日間程お時間を頂きます。
修理にかかる料金ですが、留め具とあてパッチ、作業料などで4800円(税込み5184円)です。
お送りいただく送料と修理後にお送りする送料はお客様ご負担となります。
【当店からのアドバイス】
この度は、お問い合わせありがとうございます。
また、工場も修理を承れます。という回答ですので、ひとまずはホッとしている状態です。
ただ、修理状況を詳しく聞きますと、出来上がった状態をお客様にご納得頂けるかな?と思えたり致しました。
先にもお伝えしましたが、金具を取り付けるのに鋲で留めるのですが、この鋲を外した段階で本体に穴が空いています。
まったく同じ金具を取り付けるのであれば、その穴に向かって鋲を止めれば良いのですが、2010年とは金具が違うために、穴の位置が同じでじゃ無い為、新たに鋲を打つことで、本体にたくさんの穴をあける事になり、正直 工場も「お勧めはしません」という意見を聞いています。
また、価格の面でも税込み5184円と工場からの回答ですが、送って頂く輸送料金、そして着払いにて返送する輸送料金はとても高くつきます。
そこを考えると新たにご購入を考えられるのも一考かと感じずにはいられません。
ちょうど、と申し上げては失礼にあたるかと思いますが、この8月は当店の決算月で、ツールボックスが1年で一番お安くなるキャンペーンを行います。
日程などはまだ決定しておりませんが、昨年同様に行う事は決めておりますので<ご利用頂くのも良いかと感じております。
買った商品にも思い出があったり、商品へのポリシー等人それぞれに思いもあるかと思いますので、お客様のご希望にお答えしたいと思います。
ご説明が長くなりましたが、どうぞよろしくご検討頂けますようお願い致します。
葉月硝子
【追記】
こちらのお客様は、本当にちょうどお問い合わせを頂いたのが8月中旬で、当店の決算セールが8/20~25でございましたので、良いタイミングでご案内させて頂くことが出来ました。
お客様も納得され、新しいものを新調されました。
わたくしが一番気になったのは、輸送料金です。
皆様もご存じのように、最近の輸送運賃値上げの問題により、特に着払い料金は高くなっております。
その価格を出してまで修理をされるのに、出来てきた商品は、ある一部だけがピカピカでその他の部分とはやや色が違う。
そういう状態でもOKが出せるとしたら、余程の思い出の品という事になります。
わたくしも、「思い出の品」であれば、何が何でも修理をします。
しかし、自分の為に使う収納箱としてお買いになった商品であれば、この際 新調もあり。そのように感じて、上記のようなメールを差し上げました。
皆様の気持ちを大切に、お修理にも対応させて頂きますので、「これはどうだろう?」と思われたときは、是非 ご相談下さいますようお願い致します。
有限会社グラスマーブル 葉月硝子