■ ビーズの道具のお話

ワークボード 誕生物語

ワークボード 誕生物語

◆ビーズクラフトで代替えとして使っていた物

ビーズをして間もない頃は、大判のハンカチを広げてワークをしていましたが、
布が軽すぎて、手を動かすと袖に当たってめくれる為ビーズが落ち着きません。
ハンカチの折じわが山になってビーズも転がってしまいます。

その次に使った物は、スウェードの生地でした。
ユザワヤで買ってそれを敷いての作業です。

東急ハンズで、初めて一日ビーズアクセサリー教室に参加した時に
講師の方がハイ!と目の前に敷いてくださったのがきっかけです。

スウェードの生地は、しっとりとした素材感や手ごろさも良く、
弾力性があってビーズもハンカチ程転がらず使い心地は良かったように思います。

その次に見つけた物は、ビーズレーンがついたグレー色のデザインボードです。

軽くて大きくてビーズ玉が綺麗に並びます。
ネックレスのデザインをするのにメモリもついていて便利です。
ただしプラスチック製で材質がペラペラなのでちょっと手が当たると ひっくりかえってしまいました。
デザイン用としての使用には、異常に軽い事と作業面が広くない事に、パートナーとしては役不足です。

結局、ビーズをする人の為に考えられた作業ボードは無いな!と感じていました。



◆ワークボードを作る事になったきっかけ…お行儀の悪いビーズ達

作業ボードについてはワークをするたびに、気に入らぬ。と言う気持ちで続けていましたが、
本当に…わたくしのビーズはお行儀が悪い(?)のであっちこっち転げまわって探すのもたいへん!
これは…枠(ワク)があったらいいのに。枠がいるよね。

わたしたちビーダーが心地よくクラフトを続ける為には、
ちゃんと枠でビーズが止めれるビーズ専用の作業ボードが必要だ!

そんな気持ちで一杯になり…。
なんで枠のついたボードが売ってないの?
と言う疑問と欲求がこのワークボードを作るきっかけになったのです。



◆作るには問題が多く…最初の工場は匙をなげる

簡単に考えていたのですが、実際に希望を伝えますと
工場からどんどん、この部分が…。という問題が出てきました。

わたくしがこのボードについて、是が非でもプラスしておきたいと思った事は、
・ビーズケースがいくつか置けること。
・ビーズレーン(溝)があること。
・スウェード調の記事がびっしり貼ってあり、ビーズをすくいやすいこと。
・枠にしっかりビーズをとめる高さがあること。
・手元の枠が手首に当たって痛くならない事。

この5点について、そんなに難しいことでは無い。と思っていたのですが、

工場からの内容は、ビーズレーンを作る為の斧を用意する必要がある事や
枠の高さなど、なかなかOKを出せない試作品が届き、少々うんざりした事もありました。

究極に駄目というお話が来たのが、スウェード調の布が上手く貼れない。という事です。
木に接着剤を塗布し布を貼りつけると、だんだん接着剤が布からじゅわーと出てくる。とおっしゃるのです。

接着剤に問題があるのか?布に問題があるのか?
接着剤はいくつか試したものの木製のものに使える接着剤は限られています。
では、布か?
取り寄せられる布のほとんどをテストしてみたが、接着剤がしみてくる事や布にしわが寄ること、
布の色に問題がある。と見た目こんなに簡単な商品が何故出来ないんだろう?

がっかりの連続でしたが、この時に協力してくださった工場さんは、
「これはうちが作れる商品じゃないですね。いわゆる表具屋さんと言いますか?
そういう技術を持っていらっしゃるところを探した方が良いと思います。」と

一旦、ワークボードの生産は振り出しに戻りました。



◆新しい工場との出会いで光が。

しかし、その後数か月後ビーズチェストの生産も始めようとしていたので、
そこの工場に、相談したところ、ジュエリーボックスの中に貼る布屋さんに
技術を聞いてみましょう。という事になり、

そうだ!それがあったか!と気持ちが明るくなったのを覚えています。
ここを解決出来る事でグッと現実に商品が出来上がるという希望になりましたが、

更なる問題を言われてしまいます。

ジュエリーボックスの中に貼っている布はロット売りをしておりますので
最初にロット布を買う必要があります。
どれぐらいの数を作られる予定ですか?というお尋ねが来ました。

「あなた、いつまで生きられますか?」と尋ねられているような質問と感じました。

まだ、販売もしていないのに売れるかどうかも解らない。
しかも、その1ロットを購入すると、約600枚ほどのボードが出来る事になります。

気が遠くなる話だ!と思いましたが、このままビーズ界にワークボードが無くてどうするんだろう。
そんな気持ちで売れる自信はないけれど、進むしか無い。という気持ちで布を買う事に致しました。

お陰様で、生産の度に布に悩むことなく、山ほどあるんだから…。と安心して作っています。
それどころか、そのロットは現在3本目を生産中。
沢山の方が気に入って下さったと喜んでいます。



◆さらに進化させたワークボード

作って下さるのがビーズチェストと同じ工場でしたので、
「ビーズチェストの上にスタッキング出来るワークボード」の実現につながり、
お客様にもさらに喜んで頂ける形が出来上がったのです。

時間もかかり、いろんな工場長さんにも協力頂いて、ようやくビーズ用ワークボードが出来上がりました。
わたくしの方は一喜一憂して、落ち込むことも多々ありましたが、
職人さんは「やればできる」の精神力をすごく持っていらっしゃる事をこの時知る事が出来たので、
ワークボードに付けられた価格にも満足致しました。

高い。と感じられている方も多いかもしれませんが、日本の職人が作る商品は長持ちが命です。
長く使う事を考えると、決して高いお買い物では無いのです。

物の価値を一時の価格で決めないで!そんな気持ちで長く作って参りました。

その後もメモリを付け少しづつマイナーチェンジをしながら、使い勝手を訴求し続けて今の形になりました。



◆最後にワークボードにさらなるご尽力を頂きました

工場の方から、「これ、意匠登録したほうがいいですよ。絶対!」とのお言葉をいただき、 意匠登録などには、まったく縁がなかったのでとても良いお勉強になりました。

詳しくは葉月硝子の意匠登録への道をご覧下さい。



葉月硝子

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