■ ビーズの収納のお話
ビーズ収納ケース軌跡 Vol.2 ”ファイバーボックス”
初代 ビーズ収納箱ストレージバッグより、持ちやすさでまさると感じた2代目を紹介致します。
「初代 ビーズ収納箱ストレージバッグ」についてはコチラ
ストレージバッグを作ってから間もなく、お教室に通うための簡単な収納バッグを作りました。
その経緯で、さらに大きいファイバー製のツールボックスの販売を始めました。
■2代目はどんな素材?
2代目から試みた素材は、ファイバー製の収納バッグです。
ストレージバッグのように、全面に布が貼ってあり高級感のある収納箱に比べると、
少々業務用に近いイメージの物です。
ファイバー製と言うのは、硬質繊維ボードと呼ばれ、簡単に言うと固く圧縮された紙です。
しかし、この特別な製法で作られた「紙」は、災害時の救急のタンカにも使われるほど丈夫で雨にも強く、
重さにも強い素材です。
日本が誇りを持って作っている希少な素材で、日本製が優れているという事で、
海外の某有名ブランドも日本のファイバーを輸入し本国で生産した後、
日本に逆輸入しているほどの価値のある素材なんです。
先ほども触れましたが、このファイバーと言う素材と出会い、最初の商品に取り組んだのは、
「ビーズのお教室用バッグ」です。
19×13×16センチのコロンとした四角いバッグ。
お教室で頂いたビーズキットや素材、出来上がったアクセサリーなどを大切に持ち帰る為のバッグです。
工具なども入るので、便利でした。
現在は、残念ながら生産しておりません。
そして、現在も続けて生産しておりますファイバー製の収納バッグは、MサイズとLLサイズをご用意し、
また違った色にも挑戦!という事で、ピンクや白なども生産しております。
いずれも、ファイバー製は特に「持ち歩き」を重視した商品で初代のストレージバッグよりは、
持ちやすさ、重さ、耐久性なども優れたものをご提供できるようになりました。
プロのメイクアップアーティストの業務用バッグとしてもよく知られる収納バッグで、
当店でもメイクボックス用としてご紹介させて頂いております。
■2代目 ビーズ収納ケースの仕様について
このファイバー製の収納ボックスの特徴は、トレーがスライドする事です。
こうすることで、中身がよく見え取り出しやすい仕様となっています。
ファイバー製お教室バッグのトレーは1段。
Mサイズのトレーは2段。
LLサイズのトレーは3段。
と、サイズが大きくなるごとにトレーの数を増やしています。
お洒落な7色展開のバッグは、ほぼMサイズと同じ仕様です。
お教室バッグ以外は、右サイドに高さのあるものを収納できるスペースもあり、
工具やレジンなど液体のものを立てて収納する事が出来ます。
■誰のために作ったの?
グラスマーブルのビーズの為の収納ケースは、いつも誰のために作るかがテーマです。
今回のファイバー製の商品は、百貨店などの催事に出る時や、ギャラリーの展示にいかれる時、
展示即売会や、フリーマーケットなど、外にビーズの素材や工具などを持って行く
お仕事をされている方の為に作りました。
現在では、ビーズアクセサリーと言っても、多彩な技法が増え、それにつれて、
お持ちになる材料や道具も多岐にわたるようになりました。
しかし、初代ストレージバッグと違い、このボックスは投げ入れOKの広いスペースがあるので、
どんな趣味をお持ちの方も使える形となっています。
広く使って頂けて嬉しく思っております。
下記では、ビーズ以外に使っているお客様からの投稿を載せさせて頂いております。
テーマのある収納
■2代目 ビーズ収納ケースの問題点
このファイバー製はすでに人気の形となり、現在も生産を続けていますが、確かに持ち歩きには便利。
しかし、自宅中心で使う人、外へ持って行かない人…はたしてそのような方を満足して頂いているだろうか?
わたくし自身、はや20年の歳月をビーズと共に過ごしていますが、
そんなわたくしも、常に外へ持って出ないといけなかった時、そしてまったく外には持って出なくなった時…
いろんな時代がありました。
そのような自分自身の生活スタイルと共に、バッグへの思いもこんな方にはどうか?あんな方にはどうか?
と考える指針になるようになっています。
自宅中心で使う方…その方に作ったのが、3代目 ビーズ収納箱”カートル”となります。
続きは、3代目ビーズ収納ボックス「カートル」へ