■グラスマーブル ブログ
庶民に愛されるバレンタインチョコ
バレンタインデーはすでに、ニュースで百貨店の様子を知るだけのイベントになりつつあります。
それほど遠くに感じるのは、やはり「コロナ感染」のせいでしょう。
街の人出に注意するばかりに、バレンタインデーの会場にも足を運ばなくなりました。
今年のニュースでは、義理チョコもリモートワークのあおりで買う必要が無くなった。
とインタビューに答える人や、自分用です。と割り切った答えをする方が多く、
リサーチでも自分用チョコの需要が増えているようです。
そしてまた、自分用に買われる方の方が平均的に高価なチョコレートを買うようです。
チョコレート会社は、どうでもいい。買ってくれるならどんな理由でも!というところでしょうか?
最近のバレンタインデーは「やり過ぎ感」があります。
ショコラティエの腕の見せどころか?と各社、そうそうたる名前をお持ちのショコラティエを引き入れては、どうだ!とばかりに新商品を出しているのでしょうが、
そういった経緯を持ったチョコレートはどうしてもショコラティエの名前も汚してはならず高額になってしまいます。
また、そのようなチョコレートを買う人の自尊心をあおるだけだったり、他人への「わたくしこのような物をいつも買う事にしておりますの」というしごく自慢話の種になり「何だか嫌な感じ。」と受け取り手に思われてしまう手段だったりする訳で、
それって、せっかく綺麗に生まれて来たそのチョコレートの運命が気の毒だと思う事もあります。
つまり、庶民に慕われるチョコレートが一番嫌気が無くて、差し上げる方も気楽、もらう方も気兼ねなく受け取る事が出来るというものです。
来年は、もっと庶民に愛され数多く流通するチョコレートの開発をして欲しいと願うばかりです。
葉月硝子
- 2022.02.08
- 10:26
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